「独学の思考法」の山野弘樹さん 他者の異なる考えから学ぶ・・・対話のスキルを磨こう

読書



『独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」』を書かれた山野先生のVOOXを聴きました。

「対話的思考法とは何か」です。

正解のない時代と言われますが、昔のように学校へ入ったり、誰かに教えを請うたりせずにどうやって学んだらいいのか、途方に暮れたりすることはありませんか?

私は、自ら学ぶといっても 読書や動画ぐらいしか思い浮かびませんでした。

でも「対話的思考法」というのがあることを 山野先生のお話で知りました。

他者から対話を通して気づきを得て、自分の考えを更新していく学び方です。


まず、自分は、対話というものをしているだろうか?とはたと考えてしまいました。

一方通行的に言いたいことをお互い言い合って、適当に返事をしているだけじゃない?って。

例えば、日常生活で、周囲の人の言動に違和感を覚えたりすること、ありますよね?

特に職場では、そのことについて どうしてそう考えるのか?とか、それって、おかしいと自分は思うけど、貴方は、どう思う?とか話し合えたらいいなと思うけど、気まずくなりたくないから我慢してしまったり、スルーしてしまうことが多いです。

もっと対話をしたい・・・でも人を傷つけたり、自分も傷ついたりしたくない、では、どうすればいいの?

それには、「対話術」という技術があったのです。




対話的思考法がなぜ必要なのか?



他者の異なる考えから刺激を貰い、自分の思考を更新し続けるのに有効なのが、「対話」なのだそうです。

「対話」が出来ないグループって、どんな感じだろうと想像すると、雰囲気が息苦しくて、何か困ったことや相談したいことが起きたときも 弱い方がただ我慢するしかなくて・・・という感じ。

学びにはほど遠いですね。

逆に、「対話」が出来るグループには、お互いに安心感があって、こんなこと言ったら笑われるかな?というような未熟なアイデアでも提案できたり、間違ったことを言っても 否定されるのではなく、色々な観点に気付くことが出来たり、何かを発見出来たりして、学び合える。

なんて素晴らしいのでしょう?

山野先生は、哲学の先生で 「対話」の重要性は、ソクラテスの時代から言われてきていることだとおっしゃいます。

でも、今は、昔とは比べようもないほど多様な人と対話をするので 対話にもスキルが必要なんですね。






他者に寄り添う「問い」こそが、対話の技術だった



対話することが、みんな慣れていないので、そもそも違和感を覚えるものですが、「そうじゃないと思います」などと否定文になってしまいそうですが、疑問文で話すものだそうです。

でも、疑問文って、どうやって?と思いますよね。

つまり、質問を投げかけるところから対話を始めるわけです。

よく円陣になって 話し合いなどをする場合、活発なグループとシーンとなってしまうグループがありますが、その差は、良い質問を投げかけられる人がいるかいないか、の差なんだそうです。

どんな問いが良いかの例が、具体的で面白いです。

私が、使い勝手がよさそうだなと思ったのは、「きっかけ」についての質問です。

「何がきっかけでそう考えるようになったのですか」とか、「何がきっかけでそうしようと思ったのですか」という質問は、質問されたほうも答えやすいし、ストーリーとして膨らみそうな気がします。

他には、「〇〇という言葉で何を意味されていますか」は、字面は同じでも 話し手と聞き手が中身が違うことをイメージしていることが多いというのも面白いし、ありがちだなと思いました。


また、質問の仕方だけでなく、その発言の時のイントネーションにも気をつけるようにとおっしゃっています。

語尾を上げたりすると、非難してしるように聞こえてしまうので 癖になっていないか、気をつけなければいけません。

ほんと、対話の技術って、練習しないと身につきませんね。

チャリタブルリーディングは他者の思考プロセスを一緒にたどり 自分の思考も更新する



対話というと、すべて受け入れなければいけない、その意見に違和感を感じても反対意見を言ったらいけないと思う方もいるかもしれませんが、正しい対話は、全否定ではないし、全肯定でもないそうです。

エーってなりませんか?

反対意見を言ったらいけないんじゃないの?

では、違和感を感じたら、どうしたら良いのでしょう?

それは、チャリタブルリーディングをすること。

他者の思考プロセスを一緒になって精査することで自分の思考を更新するスキル。

否定文や肯定文を使わず、疑問文で対話するのが、チャリタブルリーディングなのだと言います。

例えば、「もし、その主張が正しいとすると、〇〇の部分が説明できなくなってしまうと思うのですが、その点についてどう思われますか?」

「寄り添う」ためには、いったん相手が正しいと認めて(この時点では、その意見に違和感を感じても)、その後で、違和感を伝えて、最後に質問によって、相手にパスを回すという技術です。


注意点は、途中まで、「論破」と同じで、論破は「・・・だから、あなたの意見はダメなのだ」になるけれど、対話は、最後にパスを回すので 相手との関係性がとても大事になるということです

いやー、ムズい(笑)。

でも、一方で このフレーズ使い勝手がよさそうとも思いました。

例えば、仕事で結構あるのですが、みんな自分が正しいと思って行動しているので、「こう思ったから、こうした」と言われることが多く、「その考え方どうなの?」と違和感を覚えても、関係が悪くなるのを恐れて、口をつぐんでしまい、あとで「あの人、頭おかしいから、自分とは考え方が違うから」などと自分の中でいったん解決させようとしたりしていましたが、「そうですね、そうだとしたら、〇〇の部分が、難しくなりますが、そこは、どう考えていたのですか?」とか、質問ができると思いました。



まとめ・・・問いこそが思考を促す



自分の頭で考えることが大切だとは、分かっているけれど、具体的にどうしたらいいのと思っていましたが、質問を考えることなのだと思いました。

問いこそが、思考を促すそうなので 読書でも質問を立てて読んでみたり、対話のトレーニングを積んで他者の思考プロセスを一緒に感じて フィードバックしあえて 成長していきたいと思いました。

問題は、対話をどこで実践できるかということ。

あまり実践出来ていないと思っていましたが、ほんの少しですが出来ていました。

それは、同じコミュニティで朝6:15から、40分ぐらい、ZOOMを使って「朝のポモドーロ」という勉強会に参加していることです。

最初の25分間でそれぞれ作業や勉強をして、残りの10分ぐらいは、雑談形式。

ファシリテーターの方が、特に質問がお上手でいつも凄いなあと思います。

心理的安全性のある場所での対話を毎朝、実践できる幸せを感じています。

チャリタブルリーディングを意識していくことで さらに深い対話が出来るようになりたいと思っています。

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